日向直子で『初恋の人でした。』をお題にして
文字数は気にしない
前に書いた格好いい兄 別バージョンを書いてみました。色んな意味で申し訳ない。
貴方は日向直子で『初恋の人でした。』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/587150
前に書いた格好いい兄 別バージョンを書いてみました。色んな意味で申し訳ない。
貴方は日向直子で『初恋の人でした。』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/587150
会社の同僚や友達に「面食いだね」ってよく言われるけど、仕方がないと思うの。比較の対象がコレだもの。車内の吊り下げ広告が兄だらけ。
なにこれ超絶かっこいい。
「ねぇ、直子ちゃんの初恋っていつ?誰?」
「よく覚えてないの。でも、この人のお嫁さんになりたいと本気で思ってたよ」
広告を指差すと同僚のアキちゃんは「かっこいいよねー」と言い始め、「普段はどんな感じ?」なんて聞いてきた。
「普通の人よ」と答えるんだけど、たまらなくいい気分。
寝癖で髪がサイヤ人になっていようが、豪快に鼻を擤もうが、お風呂で昭和歌謡曲を歌おうが兄は格好いい。
因みに下の兄もかなりイケてるのよねー。
それから兄の周りにいる人もハイスペックなのよねー。若島津さんとか、反町さんとか。
でも……。
「ねえ」
「なに?」
「沢田直子ってどう?名前の響き的に」
「いーんじゃない?呼び易いし、キラキラもしていないし」
「そう?ホントにそう思う?」
兄ちゃん、どんな反応するかしら。たーのーしーみぃー。
「お義兄さんと呼ばせて下さい」
「ふざけんな!誰がお前なんかに大事な妹を」
「足りないところがあるなら努力して克服します。だから」
「足りないところだぁ?」
「はい。何でも言って下さい」
「おまえに足りないのは……ね、ねえな。強いて言えば色気?いや、妹の旦那に色気はいらねぇな。とにかくっ」
「にーちゃん、やめて!タケノコがびっくりしちゃうでしょう」
「直子ちゃん、タケノコって?」
「胎名。タケシの子だからタケノコよ」
「タケシ、おまえまさか……」
「すみませんっ」
「あああああー、直子が。俺の大事な妹がぁ!ああああああー」
「お義兄さん」
「きやすく呼ぶんじゃねえ!」
「幸せにします。家事も協力してやります。ご近所付き合いも直子ちゃんが後ろ指を刺されないようにします。もちろん尊くんや勝くんとも仲良く……」
「そんな小細工おぼえる必要はねえ!そんなチョロチョロ遠回りしてなんになるんだ。惚れたヤツが出来たら一直線だ!周りの人間をふきとばしても、二人でまっしぐらすすめばいいんだ!! わかったか――っ!!」
やだ。にーちゃん、超格好いい。どこでそんな格好いい台詞を覚えたのかしら。
なにこれ超絶かっこいい。
「ねぇ、直子ちゃんの初恋っていつ?誰?」
「よく覚えてないの。でも、この人のお嫁さんになりたいと本気で思ってたよ」
広告を指差すと同僚のアキちゃんは「かっこいいよねー」と言い始め、「普段はどんな感じ?」なんて聞いてきた。
「普通の人よ」と答えるんだけど、たまらなくいい気分。
寝癖で髪がサイヤ人になっていようが、豪快に鼻を擤もうが、お風呂で昭和歌謡曲を歌おうが兄は格好いい。
因みに下の兄もかなりイケてるのよねー。
それから兄の周りにいる人もハイスペックなのよねー。若島津さんとか、反町さんとか。
でも……。
「ねえ」
「なに?」
「沢田直子ってどう?名前の響き的に」
「いーんじゃない?呼び易いし、キラキラもしていないし」
「そう?ホントにそう思う?」
兄ちゃん、どんな反応するかしら。たーのーしーみぃー。
「お義兄さんと呼ばせて下さい」
「ふざけんな!誰がお前なんかに大事な妹を」
「足りないところがあるなら努力して克服します。だから」
「足りないところだぁ?」
「はい。何でも言って下さい」
「おまえに足りないのは……ね、ねえな。強いて言えば色気?いや、妹の旦那に色気はいらねぇな。とにかくっ」
「にーちゃん、やめて!タケノコがびっくりしちゃうでしょう」
「直子ちゃん、タケノコって?」
「胎名。タケシの子だからタケノコよ」
「タケシ、おまえまさか……」
「すみませんっ」
「あああああー、直子が。俺の大事な妹がぁ!ああああああー」
「お義兄さん」
「きやすく呼ぶんじゃねえ!」
「幸せにします。家事も協力してやります。ご近所付き合いも直子ちゃんが後ろ指を刺されないようにします。もちろん尊くんや勝くんとも仲良く……」
「そんな小細工おぼえる必要はねえ!そんなチョロチョロ遠回りしてなんになるんだ。惚れたヤツが出来たら一直線だ!周りの人間をふきとばしても、二人でまっしぐらすすめばいいんだ!! わかったか――っ!!」
やだ。にーちゃん、超格好いい。どこでそんな格好いい台詞を覚えたのかしら。