83.『雨上がりの朝に』(名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2020年09月25日 昨夜の残りの雨の匂いを嗅ぎながら、校舎裏でキスをした。朝っぱらから何やってんだろ……。そう思いながら、彼の唇を離せなかった。ふいに入り込んだ足音に彼が動きを止めるまで。「続きは後で」彼が駆けて行く。小さくなる背中に俺は言う。「バカ。後っていつだよ」昼休み、またここに来てみようか。(2019.6.7 twitter投稿)リメイク [2回]