120. 『この恋を』(名刺SSテキスト版)
彼の背中を守りたいと思った。
たぶん、彼の為なら全てを捨てられる。
この恋心ですら。
触れたい気持ちに蓋をして、言いたい気持ちを押さえつけて。
なのに、彼はそれを許さなかった。
「あんたの負担になりたくないんだ」
彼は熱い唇で俺の言葉ごと飲み込んだ。
掠れた声で言った。
「ずっとそばにいたいんだ。わかるだろ? 俺の気持ちが」
怖くて怖くてたまらない。
だけど、この恋を俺は止められない────。
(2019/8/15 twitter投稿)
あなたは『この人の為なら多分何でも捨てれる。この恋心ですら。って思ってる』小次健のことを妄想してみてください。
https://shindanmaker.com/450823