いたしてるだけ落書き
こういう感じにしたかったわけじゃなかった気がします。
気づいた時にはやってるだけになってしまいました(汗)
貴方は小次健で『時々、面倒くさいけど。』をお題にして140文字SSを書いてください。
#shindanmaker
https://shindanmaker.com/587150
雑に言えば、相手が男だろうが女だろうが俺はやることが変わらない。
けれどもあいつは元々ガチでそっちの人間だったわけじゃないし、今の状況に理由を探そうとしているんじゃないか。……そんな風に思うことがある。
元から照れ屋なところはあった。
元からなんでも一人で抱え、ギリギリまで顔に出さないヤツだった。
その分、溢れてしまうと突飛な行動をする。
確かめて始めたつもりではあるが、本来そのように作られていない場所に男のものを挿れられ、揺さぶられ、感じている自分を恥じる気持ちは未だあるのだろう。
顔を隠し、声を必死に堪える。
拒みはしないし、気持ちいいかと訊ねればコクコクと首を縦にするが、自分からは言わない。
だから、何度でも言葉にしようと思うのだ。
真面目過ぎて少し面倒くさいヤツだから。
「気持ちいいか? 少しはよくなってきたか?」
枕に押し付けられた頭が縦に数回揺れた。
「だったら、声を聞かせろよ」
今度は左右に揺れた。
「好きだ」
縦に一回。
「若島津、おまえが好きだ。好きで好きでたまらない」
更に二回。
「だからもっとくれよ。おまえを全部俺にくれよ。感じている顔を見せてくれ。声を聞かせてくれよ。じゃないと俺が辛い。おまえを変えちまったのは俺、だから……」
「ちが……ひゅうがさ、……それは違う……っあ、あ、ああっ……」
跳ねて揺れて汗で肌を濡らした。
夜が終わるまであいつは鳴き続けた——。