希望と約束
はっきり言えない若にはっきり言う日向さん。
「もっと自分を優先しろよ。我儘なおまえも好きだから」
「俺は我儘ですよ」
「俺の前では我儘じゃない」
「そうかな。そんなことはないと思うんだけど」
ククと笑いながら髪をかき上げる日向さんの右手の中指の第二関節を想像するだけで幸せ♡
「今、髪を弄りました?」
「え? あー、うん。よくわかったな」
フフと笑って横髪を指に巻きつける若の視線の先にある温くなったコーヒーが入っているマグがテーブルに落としている影の色が………もうええわっ(笑)
☆拍手ありがとうございました。