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動きのないWeb連載やるってМっ気がないと出来ないですよねーとセルフ突っ込みwww
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[3回]
いつも通りに目覚ましがなって、瞼をこじ開けると一人だった。
覚醒しきらない頭で一分ほど考えて、のそのそ起き上がってリビングへ行く。
いた。
猫みたいに丸くなって、あいつはソファにころんと横になっていた。
『ほーら、畳むとこんなにコンパクト』
何かのコピーのような言葉が浮かんだ。
「風邪ひくぞ」
「……んあ?」
すっとぼけた声をだしやがって。
だけど、スンと鼻を啜ったりするものだから、「ほら」とグイと引き寄せた。
「あったかい」
「何やってんだよ」
「夜中に目が覚めて、それから眠れなくて、雑誌捲ったり、お茶飲んだり、……そんなとこ」
暫くの間、俺の体温を吸い取ってから、満足したようにするりと離れていった。
「上着借りた。……ごめん。シワになった」
「いつの間に寝たんだろうなぁ」とボリボリ暢気に頭なんかかきやがって。
シワのよったコートに少しばかり嫉妬した。
「やっぱり、生身の方がいいや」
「あったりめーだ」
「なぁ、あいつ、なんて言ってだ?」
コートに話しかける俺は、かなりいかれている。
(2019.5.2 twitter投稿)リメイク
[3回]
寮では仕方なくやってただけで、若島津は家事全般ダメダメだ。
やる気はあるけど得意じゃない、というのとも違う。
やってくれる人がいれば、やる気ゼロになるヤツなのだ。
で、今日は洗濯カゴを持ってうちに来たわけで……。
俺は今からこいつの洗濯ものをだな、
「おまえ、こんなパンツ履いてんのか?」
「ファンからもらった。……てかさぁ、いちいち俺のパンツチェックしないでくれる?」
「だったら自分で洗えよな!」
「他人様の洗濯機を壊したら悪いじゃん」
「どうやって壊すんだよ。洗濯もん放りこんでスィッチ押しゃあ勝手に洗ってくれるんだよ」
「日向さん、腹減ったぁ。なんか作ってよー」
「いきなり話の向きを変えるな」
「俺、日向さんのチャーハンが食べたくて来たのに……」
洗濯じゃねーのかよ。
「日向さんのチャーハン食べた後の試合ってめちゃめちゃ調子いいのに……」
まぁ、悪い気はしねぇな。
「それから、日向さんに洗ってもらったパンツ履くと必ず勝つしさぁ~」
これもだな。
「俺、日向さんと結婚したいなぁ~」
えっ!!!
「日向さん、なんで赤くなってんの???」
(2019.5.1 twitter投稿)リメイク
[4回]
恥ずかしがりやの恋人に言う。
「何故後ろにいるんです?」
彼は「別に意味はない」と言ったけれど、回した腕にぎゅっと力を込めた。
こんな夜には、彼に出会えて本当によかったと思う。
温かな場所がある事に「ありがとう」と言いたくなる。
「日向さん、あったかい」
「そうか? お前の方があったかいぞ」
触れる事で気づく事もある。
寒かったんだ、とか、どうりで落ちつかないはずだ、とか……。
そんな日は、何故だかこっそり触れたくて、
「だから?」
「何が?」
「だから後ろにいるの?」
彼は「何でも理由をつけたがるヤツだな」の後に「言いやすいだろ?」とぼそりと言った。
「なにを?」
「訊くくなよ…」
「訊きたい。言いやすいって何を?」
くるりと正面に回った彼は、いつもと同じ日向さんだった。
「二回も言ってやんねえよ」
同じ言葉だったらいいな。
『神様、ありがとう。彼に合わせてくれて』
(2019.5.1 twitter投稿)リメイク
[0回]
いつも通りに飯を食い、いつも通りに風呂に入り、いつもそうするように寝る支度をした。
「明日から『令和』だな」
先にベッドに入ってスマホを弄っていたあいつに言うと、
「そうなんだよねぇ」と、いかにも実感が沸かないというようにベッドサイドテーブルにスマホを置いた。
「いつもと同じでいいよ」
「改まって言われるとなぁ」
「いつもと同じことをするのにきっかけが必要?」
悪戯っぽく笑いながら、ポン、ポーンと枕を叩く。
「きっかけ、なんてなぁ」
言いながらベッドに身体を半分乗せたあたりであいつが言った。
「今までも、これからも、あんただけだから」
貴方は小次健で『唯一の』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/375517
(2019.4.30 Twitter投稿)
[1回]
「やりたいこととやれることのギャップがありすぎる」
「やりたいことって?」
「セックス」
「…………」
「なんだよ?」
「あっきれた」
「しょーがねーだろ。やりたいもんはやりたいんだから」
「ま、いーや。じゃあ、やれることは?」
「んー、キス、とか?」
「…………」
「なんだよ! いちいち黙るなよ。おっかねーから」
「やらなきゃいけないことはわかるよね」
「さーて、なんだったかなぁ」
「宿題! やらなきゃいけないことは、ためにためた宿題の山をどーにかすること」
「無理だし」
「無理じゃないっ」
「シャーペンの芯なくなった」
若島津は「ったく」と言って俺の手からシャーペンを取り上げた。
口調は怖かったが、手つきはそうでもなかった。
「俺はuni派だ」
「俺もだから大丈夫!」
「なぁ……」
「わかったってば」
「マジ?」
「宿題、終わったらね」と言いながら、あいつは椅子の角度を変えた。
俺も少し椅子の角度を変えた。
紙を捲る音、鉛筆を走らせる音、座り直しているのか、時々椅子も音を鳴らす。
「日向さん、あと30分くらいで終わるから」
「じゃあ、俺も30分を目標にする」
ったく、忙しくてかなわねぇなぁ。
だけど、こんな風に互いに背を向けて同じことをやるのも悪くない。
「今日は後ろからな」
「うるさいっ。集中しろよ」
(2019.4.29 twitter投稿)リメイク
[0回]