C翼二次創作/小次健love!  

むかーし書いたペット妄想

小動物しか飼ったことがない私がむかーし書いたペット妄想
「私だってね~、二人に犬だの猫だの飼わせてみたいんですよ。だけど取り憑かれたように回し車を回すハムスターに話しかけたり、熱帯魚の水槽を洗ったり、そんな事しかした事ないから書けないんですよ。だから、うちの二人のペットは亀です。正確には若のペットです」

こんな感じで始まる超古い日記を拾ってきました。
私の他にもペットが出て来る話を書きたいけどイマイチよくわからない人は、い、いるはず……
じゃ、いきますよ。(ちょこっと手を加えています)

………………

「ごめん。ホソカワ、また落書きされたの?きつく言っておくから許してやってよ」

今日もホソカワの甲をふきふきする若島津。

「ホソカワぁ!」
「ひっ!」←ホソカワ

ホソカワの天敵登場!

「喜べ!ホソカワ。もうお前に寂しい想いはさせねえ」
「ひゅ、日向さん?」
「アベ、こいつがホソカワだ。よろしくな」
「あ、アベ?」

「よ、よろしく。アベくん」(ホソカワ)
「おめえの飼い主はちゃんと温浴させてくれんだろうな」(アベ)
「大丈夫だよ。ケンはすごくよくしてくれる」
「ま、それなら、いっか。飯の時間になったら起こしてくれ。俺は一眠りする。ったく、振り回しやがってあのバカ…うわあああっ!地震か?」

と、ここでやっぱりお約束の時間になるわけです。
何故そんなところに、という場所に置いてある陸ガメハウス。
たぶんこの若は一人の夜に亀に話しかけている。
落とした照明に浮かび上がる若の横顔が美しい。
「明日も早いし、そろそろ寝ようか?」
んー、声もセクシー♪でも話し相手はカメ。
話をお約束タイムに戻そう。

「あ!日向さ…だめ!そんなに……、ア、ア、…アベ。アベがあっ!…あ、ホソカワも。ホソカワー、ホソカワぁ、、アベ、アベー!!」
「俺以外呼ぶなって言ってんのがわかんねえのか!」

「き、今日は激しかったな(ボソッ)」(ホソカワ)
「は?」(アベ)
「アベくん、何があっても許してやってほしい」(さすがのホソカワ。新人さんとは違います)
「…何がって、何…うお!テメエ!俺の自慢の甲に何しやがる!」

「アベ!テメエ、新参者のくせに生意気なんだよっ!」

嫉妬のあまり、陸ガメの甲羅に「ヒューガ」と書く日向さん、大人気ない。

……………

(なんか面倒くさくなってきました。くだらなすぎて泣けてきた。…でも、ここまで書いたから続けます)


「若島津、風呂沸いてるか?」
「あ、まだ。今、アベの温浴中」

ムッ。なんか面白くねえ。

「気持ちいい?あとで野菜あげるね…あ、そうそう、今度、部屋を広くしようか?春だしさ」

「若島津、風呂っ」
「待ってよ」
「風呂っ!」
「煩いな。風呂ぐらい自分でいれろよ」

ムカッ!

「お前の当番だろ!」
「だから、アベの温浴中だって言ってるだろ」

ムッカーッ!

「俺と亀とどっちが大事なんだっ!」
「そういう事言うなよ、見苦しい」
「見苦しいとはなんだ、見苦しいとは」
「なんでそんなに目の敵にするんだよ。アベは日向さんが買って来たんだろ?」
「お前がホソカワが寂しがるってうるせえからだ。大体、何でホソカワなんだっ」
「顔がホソカワっぽかったんだよ。あんただってアベにしただろ?」
「ジョンだったらホソカワがコミュニケーションとりづれえだろうが!」
「ばっかじゃないの?亀が日本語話すわけないじゃん」←話すかもしれん。真実はカメのみぞ知る。

「改名しろよ」
「なんで?」
「ホソカワとアベはダメだ。腹が立ってしょうがねえ」
「やだよ。ホソカワはホソカワだし、アベはアベだし。そうそう、今度反町にハムスター譲ってもらうことにしたんだけど、ムラカミはどうかな?」
「…………」

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無理矢理女体化を考えてみる(自爆)

受けのセクシュアリティは♂の私が無理矢理女体化を考えてみる(自爆)
♂×♂しか書かないし、書けるとも思っていないのですが・・・。

自分が書いた若島津がどう見えているかは置いといて、男島津が好きなのです。
強い男島津が日向さん限定で、というところに萌えるのです。
でも、世の中にはいろんな若島津がいるわけで、無理矢理考えてみました。女の子になった若島津。
こんなのめーさんじゃない!とお思いの方はここでやめておいた方がいいと思います。
私もどーなるかわかりません。

ビジュアル的には華奢で貧乳がいいですね(笑)身長は164~167くらい。スレンダー。
さてどうしましょう。
「女だったらな。好きって言えたかな?」
中学生の頃に言えなかった想いが強すぎて、その頃の身長に戻ってしまうとか。←既にボロボロ。

帰省中とかで、朝起きてパジャマの袖が手の甲を隠して「あれ?」と思う若島津。
ズボンも緩い。「あれ?あれ?あれれ?」
で、妹にメールする。
「深呼吸してから部屋に入ってきて。たぶん、口から心臓が飛び出る」
「えー!なになに?」←お暢気な若妹
で、
「ええええええーーー!」となる。

妹に服を借りようかと思ったけど、女物を着るのも抵抗がある。
そうだ!中学の頃の服なら・・・、と引っ張り出して着てみる。なんかウエストが緩いけどベルトすればいいや。ジーンズにシャツかTシャツでいいや。
「それじゃ、あんまり変わらない。髪を結んでみたら?」
「いいよ。このままで」
「でも、せっかく女の子になったんだし」←何気にノリノリの若妹

その日は日向と映画を観る約束かなんかをしているんですよ。
で、妹のふりをして日向とデートするわけです。
「健ちゃんは急用が出来ました」とかなんとか言って。←なんか面倒になってきた。

終始会話はギクシャク。
顔はそっくりなんだけど、あいつの妹ってこんな感じだったっけ?女の子ー!って印象だったんだけどな。
などと思う日向さん。
若は、せっかく女の子になったことだしラブコメかなんかを観たいと言ってみる。
でも、つまんない。しかも見ていて恥ずかしい。「これがみたい」と言った時に断らなかった日向さんにむかついたりする。そんな風に思う自分にも腹が立つ。

女になったって言ってもさー、背、でかくない?胸、小さすぎない?これってどーなの?日向さんに迫れるの???
悶々悶々・・・・。←やっぱり悶々させないと気が済まない私。

結局、女の子になっても何もいいことはなかったわけですが、一つだけ、「小次郎くん、どんな子がタイプ?」これくらいは聞いてみてもいいかな。

つーか、妹のふりをするってことは
「あいつは、自分の妹と俺をくっつけようとしてるのか?なんかすっげーむかつくんだけど!!!」
となったりするわけで、でも、妹(ほんとは若)に罪はないわけで・・・。

なんなの?この会話。すっごくイライラするんだけど!!というような会話をさせまくり、最後の最後に「よかったね」となるお話に・・・・・・・・・・・・なればいいですね。←他人ごとのように言う。

うーん。この若島津は女の子に見えない気がする。
もしも、何が何でも♀にしないと許しません!状態になったら、という呟きでした。

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昭和の寮の話

あんたの思い出話はどーでもいいよ?という感じですが、自分が書くお話の背景になっていることも多いので、昭和の寮の話をしてみます。
高校を卒業して親元を離れたんですよ。最初の一年は寮生活をしました。
一年生は四人部屋。ベッドは二段ベッド。上級生になると個室になります。
一年しか寮にはいなかったので個室を使ったことはなかったんですけどね、先輩のお部屋に遊びに行ったりしてました。
狭い個室でしたけど、…あ、思い出した。ベッドでも布団でもよかったんですよ。最初からあるのは机だけ。ベッドがいい人は自分で買う。今時こんな寮はないでしょうね~。なんでも揃っていそう。
とにかく「A先輩のお部屋とB先輩のお部屋、全然違うよねー」こんな感じでした。

少し前にも書きましたけど、寮費の中に昼食代も含まれていたので、「昼食券」をもらっていました。
確か一か月分まとめて。…だったかな?わ、忘れた
そして、また思い出したんですけど、実は通っていた高校にも寮はありまして、高校の寮生は同じお弁当を持って通学していました。朝、寮を出る時に渡されるみたいで、結構ゴージャスでしたよ。

学生さんのお話を書く時、お昼ご飯をどうするか。
購買説も捨てがたいんですけど、出来るだけお金を使わずに学生生活を送れるように、などと考えると昼食券を持たせるのはいいかもしれない、と思ったり。
現金は本当にお小遣いだけなんですよ。特に中学生は。
で、このお小遣いですけど、これも前にも書いたんですけど、東邦学園から直接未成年の子供にお金を渡すわけにはいかないでしょうし、日向家の生活費は学園からの振り込み。
そこからかーちゃんが小次郎に仕送りをする。
「あの…みなさんいくらくらい?」(日向母)
「それぞれですからお答えできません」(学園の人)
入学当初は多めに仕送りするかーちゃん。
「サッカーしかしてねーから、あんなに送ってくれなくていいから」と小次郎。
「でも…」
「ほんとに金使う暇ねーし。少しでいいから」
好き勝手に小次郎にはいろんなものを買わせたり食べさせたりしてますけど、どーなのよ?

話を寮に戻そう。

お風呂はどうかというと、
実は受験前に別の学校の講習を受けたことがあるんです。夏休み、寮生がいない時期にお泊り。
この寮のお風呂は大きなお風呂だったんですけど、私が暮らしていた寮は各階ごとにお風呂があって、何人かで順番に入るシステム。
今時の寮は部屋ごとにトイレもお風呂もあるとは思うのですが、大好物のお風呂でドキドキシチュは大きなお風呂じゃないとダメなわけで、でも、一人ずつ入るお風呂シチュもいいかなぁと思ったりしています。
「ごめん、まだ上がってなかったのか」とか。
「日向さん、お先しました」とか。
「風呂入ったか?」
「え?まだ、日向さん、先に入って」とか。
「もっとゆっくり入って来いよ。髪もちゃんと拭いてこい」
「べ、別に急いでないよ」とか。
寮にいながらにして夫婦みがありますね。読みもしない本を捲りながら嫁がお風呂から上がるのを待っている旦那。逆もアリ♪

当番なんてものもありました。
当番は電話の取次ぎと消灯の放送とかをします。
そうそう。談話室にお菓子が入った棚があってそれの会計も。
寮生は小腹が空くと談話室に行って当番さんからお菓子を買うんです。
買うと言っても無人販売のように缶にお金を入れるだけなんですけどね。何を買ったかノートに名前と品名を書くのです。
「きのこのやま/若島津」とか、「じゃがりこ/ひゅーが」とか、「カプリコ/反町」とか、

あ、ここまで書いて、食品機があるんじゃないの?と思ってきました。
わたしの職場にあるようなやつ(どんなやつだよwwww)
職場の食品機には菓子パン、カロリーメイト、チョコ、スナック菓子などが入ってます。
あまり利用者はいなくてみなさん売店に行きますけどね。

あーとーはー

これ、興味ある人いるんでしょうか?ま、いーや。ここまで書いたし。
具合が悪くなると寮監の先生がうどんを部屋に持ってきてくれたり、簡単なものなら調理できる場所があったり、アイスの差し入れとか、まっ暗にして廊下で豆まきとか、みんなで花火とか。
不便だなぁと思うこともあったけど、寮生活は楽しかったですよ。

同室の二人、別室の二人、若だけ個室、お話によって設定バラバラなんですけど、
二人とも個室はまだ書いていないことに気づきました。
これはこれでいいな、と思うんですけどね。
壁一枚隔てて隣同士とか、部屋割りの関係で日向の部屋の真下に若の部屋があるとか。

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診断メーカー様に文句を言うつもりはないけれど

私が想像力がないだけ?
診断メーカー様に文句を言うつもりはないけれど…
小次健の夏。線香花火の灯りに照らされる君の横顔が、なんとなく艶っぽくて、熱を帯びる瞼に口づけた。
#僕と君の夏
https://shindanmaker.com/545359

これ、難しくないですか?
線香花火を持ってるんですよね。他の花火を持つ時より花火と顔が近いですよね。
瞼にキスというより目尻かなぁなんて思ったんですけど、私の想像力がないだけかしら。

ということで、

大人の二人。場所は日向家。
若は若母から届け物を頼まれる。
高級水羊羹とかなんでもいいや。

日向家では花火をしていました。
尊も直子も大きくなってたけど勝がやりたいと言ったから。(勝は少し年が離れていることにします。)
花火はお隣さんとかちょっとした知り合いからの頂き物でもいいかなぁと思ってます。その方が「たまたまあった感」があるし、それくらいが丁度いい。

大きめの花火から先になくなって最後に残ったのは線香花火。
「スイカ切ったよー」
かーちゃんに呼ばれ、線香花火しかないからもういいやと弟達はスイカを食べに行きました。
にーちゃんは「俺は後でいい。片付けてから食う」
で、「こいつだけ残すのもなぁ」と線香花火に火を点ける。
そこに若が来て(日向家は通りから庭が見える造り)、生け垣からひょいと顔を出す。
「日向さん、何やってんの?」
「見りゃわかるだろ。花火」
意地悪な言い方ではなく、照れもあってこんな言い方になる日向さん。

こんな感じで二人で線香花火をするんですよ。←長いよ。ダラダラ書くなら形にしなさいよね。

で、

花火の灯りに照らされる若の横顔が艶っぽくてチラチラ見る日向さんなのですが、←ここは診断メーカー様のまま。
最後の線香花火の華がポトッと落ちて、
「落ちちゃった」
日向さんに顔を向けた時、ここでお願いしたい。
ほんの一瞬、小さな隙に、掠め取るようにキス。
場所はどこでもいい。たまたま日向さんの唇が当たった場所で。

「小次郎、スイカ食べないの?…あら、健くん来てたの?」
「こんばんは。勝手にお邪魔してました」

かーちゃんに誘われ、スイカを食べながら日向さんの弟達ととりとめもなく話をする若。
だけどさっきの感触が少し残っている。
好きですね〜。こっそりと胸のあたりが落ち着かない若島津。

「日向さん、俺、帰るね」
「あ、俺も途中まで行く」

夏の夜道に二人の足音が響く。
日向さんはサンダル履き。
街灯の下に小さな虫がいたり、どこからか車やバイクが走る音が聞こえてきたり。
自転車に乗った塾帰りの学生とすれ違うかもしれない。
遅い時間に犬の散歩をしているちょっと疲れたおじさん(普通の会社員)を見かけるかもしれない。
「あのおっさんとサンダルがお揃いかよ」
「そうだった?ゴメン。犬しか見てなかった」
「おまえんち、今も犬いるのか?」
「いないよ。姉さんが猫を飼ってるけど」
「ふぅん」
こんな感じで別になんてことない話をしながらゆっくり歩く二人。

別れ際

「さっき、当たり損ねたからな」

どこかでキスすればいいと思います♪



……長い。長すぎる。
しかもなんてことなさすぎる。
すみません。なんてことない話を書くのが好きなんです。

診断メーカーさん、
メモったお題の半分も形に出来ないけどいつもお世話になっています。

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お題様に文句をつける気はないけれど…

お題様に文句をつける気はないけれど…

今日の小次健
ポッキーゲームをする。
今日の小次健
ポッキーゲームをする。容赦なくキスして舌を絡める。そんな雰囲気になってきたので押し倒す。いただきまーす。
#今日の二人はなにしてる
https://shindanmaker.com/831289

んー。
ギリでポキッと折って欲しいなぁ。そのあと空いた間にさ、困ったように笑うとか、ちょこっと言葉を挟んだ方が色気がある気がする。

「ハ。バカくせえ」
「だよね。…日向さん」
「ん?」
「……する?」
「する」

いたした後にベッドで並んでポッキー咥えてればいいと思う。
で、日向さんが食べているポッキーがなくなったらそれをキッカケに2ラウンド目に突入。

こんな感じはいかがですか?

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薬10本飲んだら出られる部屋。妄想のタネ。

↓のツイートを小ネタメモ的にまとめてみました。
薬10本飲んだら出られる部屋。妄想のタネ。
「相手のことを一つずつ忘れていく薬10本飲んだら出られる部屋」に推し2人突っ込むというやつ。10本全て飲んだら相手のことを完全に忘れるんですって。
初っ端からズレズレですが、10日分の食糧がある家という設定で。すみません。


二人は同居中。いつものようにポストを開けるといつものようにDMやら水道の検針票に混じってチラシが入っていました。
「邪魔くせえなぁ」なんてテーブルに投げる日向さん。
若は「だよね」なんて言いながら乱暴に置かれたチラシを揃える。その中にコテージの案内が一枚。
「でもさ、ここ、いいと思わない?」なんて言ってヒラヒラさせる。
そこには地図と「予約はここへ」なんてURLが書いてある。
「行ってみるか?そんなに遠くなさそうだ」
ネットで予約。別に変わった感じはしない。

で、行くわけですよ。ナビにも載ってないし、道に迷ったりしながら。
「ここじゃない?」
チラシに載っているコテージの写真と見比べる若。こんな軽い感じで踏み入れてしまうのです。

湖のほとりなんかでもいいですね。
鍵は古いタイプの鍵。ちょっとしぶい。ギィと音がする。
若はカーテンを開けて、窓から見える風景にはしゃいでいます。
日向さんはキッチンを探索。そこで見つけるメモ。
「家にあるものは何でも使って下さい」なんて書いてある。
辺りを見渡すとたっぷり10日分はあるであろう食材。そして小さな瓶10本。
「なんだ?これ」
持ち上げるとガタンと閉めたはずのドアが音をたてる。
さっきのメモにあった字が消える。あぶり出しのように「これを飲まないとでられません」・・・こんな感じの文字が浮かび上がる。←ファンタジー

で、若がキッチンに入って来て、「なに?」と尋ねる。
咄嗟に隠す日向さん。頭の中で注意書きを反芻する。チラリと若に視線を移す。
で、自分が忘れられる方を選ぶわけです。「俺がこいつを愛しているから大丈夫だ」と自分に言い聞かせる。

だけど、

「なんか、やばいとこらしい」
「え?」
「閉じ込められたかも」

これくらいは言ってもいい。じゃないと不自然。

「とりあえず食うもんはあるみたいだ」
「それ、大丈夫なの?」
「たぶん…」

若が制止する間もなく野菜の端を齧ってみせる。
まあ、そんなこんなで始まるんですよ。
少しずつ忘れられていく自分を感じながら日向さんは、若にわからないように薬を飲ませるのです。

この液体、匂いは殆どありません。試しに一滴だけ舐めたら味もそんなにしない。

「これなら」

スープに混ぜたり、コーヒーに混ぜたり、若にばれないように飲ませる。

「〇月〇日。若島津が俺の名前を忘れた」
日記風に進むのもいいかな。
淡々と現実を受け入れるんですよ。せ、切ないね。

ある時は、話しかけてきた若がちょっと言葉に詰まる。自分の名前が出てこないことに気づく日向さん。
別の日には、日向さんがブラックしか飲まないのに砂糖入りのコーヒーを出す。
テレビを見ていたら、二人で一緒に行った場所の映像。「行ってみたいな」と若。
抱こうとすると「いつから?」なんて聞いてくる。

少しずつ忘れられていくことを感じる日向さん。
若は若で、自分の仲に違和感を感じながらも何故そう思うのかがわからない。
「なんか、変なんだ。頭の中がスカスカするっていうか・・・」
なんて漏らしながら頭を抱える。

二人の思い出を言ってきかせたいんだけど、ただ、若が好きな紅茶、二人でよく一緒に買った紅茶を淹れる日向さん。

「気のせいだろ?」

コトリ、とテーブルに置かれるカップ。
ゆっくりそこに口をつける若。「その紅茶はな」なんて言いたいんだけど、言葉を飲み込む。

「美味いか?」
「美味しいよ」
「美味いならそれでいいじゃないか。そのうち出られるだろ?」
「だけど…」
「大丈夫だ。たぶん明日には出られる」
「何を根拠に」
「俺のカンは当たるんだよ。もう一杯飲むか?」

とまあ、こんな感じで少しずつ忘れられていくんですよ。

最後に忘れるのは、何故日向さんと一緒にいるかということ。
そして、最後の一本が空になる。

ギィと扉が開く。

「ああ、その時がきたんだな」と思う日向さん。

「帰ろう」
「え?」

振り返る若の目に映るのは知らない男。

「あの、…あなたは?」
「はじめまして。日向小次郎です」


おしまい。

ダラダラ書くなら形にしろや~とセルフツッコミ。
ファンタジーですけど、細かく情景などを書いて、淡々と時間を追っていけば、まぁ読めるかなぁ~くらいのネタにはなるんじゃないかと思ったり。

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『日向さんに抱かれ隊』 東邦men's台詞だけ

『日向さんに抱かれ隊』、先日の呟きはこんな感じ。
『日向さんに抱かれ隊』

「日向さんてさ、『アニキ』って感じするよな」
「するする。こないだなんかさ、上履きの踵踏んづけたら、あの声で『足痛めるからやめとけ』って言われたんだぜ。俺、悶え転げそうになったよ」
「俺、ボタンを掛け違えてたら直してもらった」
「見た見た。『ったく、しょーがねぇな』って、格好いいよなー」
「だよなー」「だよなー」「だよなー」

「俺、日向さんになら抱かれてもいいな」
「小池、いくらなんでもそれは……」

「俺も』
「松木おまえ…」

「俺も、かな」
「島野おまえもかっ?」

「反町はどうなのさ?」
「え、俺?……俺も…いいかな。……若島津、おまえは?」

「え?」
「聞いてなかったの?日向さんになら何されてもいいと思わない?」
「それは……」
「日向さんのこと、好きだろ?」
「好きだけど……」

「よし!わかった」

「日向さん、いつの間に」「い、いつの間に」「いつの間に」「あんた、いつから」

「おまえら、そんなに俺が好きなら面接してやる。背番号順に来い。若島津、おまえからだ」
「ひゅ、日向さん、何言ってんの?」
「いいから。そこに立て。背番号と名前を言え」
「…………」
「さっさとしろ!」

「えと……こ、こう?1番、若島津、」
「はい、合格ー!」


「ちょ、日向さん、どこ行くんだよ。俺らの面接は?」「俺は?」「俺は?」「俺らは?」

「悪りぃ。後でお祈りメールする」

えええええーっ!

「ちょっと待って。日向さんてば!」
「いいから!若島津、俺に着いて来いっ。一次試験は合格だっ」
「一次試験ー?」
「安心しろ。二次は実技だから」


「…………」「…………」「…………」「…………」

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『若島津さんて』byタケシ

土下座ものばかりしかも拾ってきた落書き。
こんな若でごめんなさい。

『若島津さんて』byタケシ
『若島津さんて』

「あたたたた」
「大丈夫か?反町」
「痛いよ。日向さん」
「わりぃ」

練習中、日向さんと接触して反町さんが怪我をした。

「大会前じゃなくてよかったぜ。お前に怪我されたらいたいからな」
日向さんは反町さんに肩を貸して「ちょっと悪い、あとは頼む」と部室に行った。
怪我は大した事はなかったけれど、寮に戻ってからも気にしている。

日向さんは目つきは悪いし、口は悪いし、態度もでかい。
だけど、本当はすごく優しい人だ。

だけど、だけど・・・怪我したのは脚じゃないですかっ。
夕飯のトレーを運んでやるのは解るけど何だって箸まで持たせてやるんだろう。
そんな事を思いながら二人を代わる代わる眺めていた。

味噌汁の椀に口をつけた時、カターン!と隣で箸を置く音がした。
あちちちち。火傷するかと思った。

若島津さんは箸を置くと、乱暴に背もたれによりかかり、腕組みをしながらボソッと言った。

「反町、手は使えるだろ?」

反町さんの箸が止まる。

「え?まぁね」
「自分で持てよ」
「いいじゃん。日向さんに優しくしてもらえるなんて滅多にないんだから。ね、日向さん」
「別に優しくしてるわけじゃねーぞ」

反町さんは別段気にした風もなく再び箸を動かした。

ここだけやけに重苦しい雰囲気で、なんだか飯が入っていかない。
こういうのってよくある事なんだろうか?
俺は2つ下だし、とにかく部活で精一杯で、先輩達のやりとりを気をつけて見た事が殆どなかった。

「ごちそうさま」
反町さんが片足を引き摺りながら立ち上がった。

「反町、トレーは置いておけ。俺が持っていってやる」
そう言った日向さんを、やっぱり優しい人なんだなぁ~などと暢気に思って見ていると、またまた若島津さんの箸が音をたてた。

「反町、自分で持ってけよ」

え?若島津さんて結構イジワル?
反町さんは日向さんの肩に手を置いて、口元を嫌な感じに上げて言った。

「若島津、そういうこと言うわけ?お前、結構やな奴だね」
「だって、やな奴だもん。反町のトレーは俺が持っていく。反町を部屋に連れてくのも俺がやる。ついでに風呂も俺が入れる」
「え?マジ?」

あれ?反町さんの表情が変わったぞ。

「何だよ。俺じゃ不満なわけ?」
「不満なわけないじゃん。だって、若島津が身体を洗ってくれるんだろ?」

ガターン!

今度は日向さんの箸がテーブルの上で音をたてる。今日は何でこんなに箸が叩きつけられる日なんだろう。

「だーめだっ!反町は俺が風呂に入れる。隅々まで洗ってやる。若島津、お前は手、出すなよ。行くぞ、反町」

ずるずると反町さんは日向さんに引き摺られていった。

本当に日向さんは反町さんの体を洗ってやっていた。ゴシゴシゴシゴシ。
「痛い」とか「優しく洗え」とか文句をつけながら、反町さんも満更嫌そうでもなかった。

脱衣所で着替えていると、入れ違いに来た若島津さんが言った。

「日向さん、どうやって洗ったの?」
「はぁ?どうって・・・ゴシゴシ洗ってやったよ。・・・お前、変だぞ」
「何が?」
「俺が怪我させたんだから仕方ねーだろ?」
「仕方なくないよ。あんた、接触するたびに風呂入れてやんのかよ」
「いい加減にしろよ」

「いってー!怪我させたな」
「怪我なんかしてねーだろ。ちょっと手があたっただけじゃねーか」

「風呂入れてよ」
「今あがったばっか」
「怪我させたんだから俺も風呂に入れて」
「はぁ?お前、何言ってんの?さっさと風呂入って来いよ」

バシーン!

若島津さんが肩にタオルをひっかけた時、端の方が反町さんの顔にあたった。

「いてぇっ!」

これって偶然?もしかしてわざと?

「いたいよ、若島津!気をつけろよ」
「うるさいっ!お前が悪いんだからな。お前が怪我なんかするから」
「何だよ、それ」

険悪な雰囲気にまだ夏だというのに身体が冷えてくる。
・・・へくちっ!

「おい、タケシ、頭ちゃんと拭け」
そう言うと日向さんは俺のジョリジョリの頭をガシガシ拭いた。
あの~、拭いても拭かなくてもあんまり変わらないんですけど・・・と言いたかったが、嬉しかったのでやめておいた。

「タケシ!頭くらい自分で拭け!」

ええーっ!若島津さん、すごい嫌な人かも。
この人達に憧れて親元を離れた最初の年に幸運にも一緒にピッチに立って、優勝出来て、かなり舞い上がっていた俺だった。

「すごくショックです。よくわからないけど、どうしたらいいんでしょう」

ついつい口に出すと、反町さんが小さな声で言った。

「わかりやすいよな?」

え?
どういう事ですか?
何がわかりやすいんでしょう?
俺には全然わかりません。


……………

タケシが可愛い(たぶん)だけの落書きでした。

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いろんな意味で土下座もの 『見えない刀』by 早田

いろんな意味で土下座もの。供養する前に拾ってきました。
※私、関西に住んだことがありません。関西に親戚もいません。

↓早田です。(合宿中)
『見えない刀』

廊下で若島津とすれ違った。
俺は見えない刀で斬りつけた。
意味なんかあらへん。ちょこーっと構いたかっただけや。

「…………」

なんや、ノリ悪いやっちゃな。

「若島津、斬られなあかんよ」
「え?」
「見えない刀で斬られたら、見えない血ぃを流さなあかん。それが礼儀っちゅうもんや。ほな、いくで」

ジャキーン!

「…………」
「はよう」

ジャキーン!

「う、うあ?」
「ちゃう、ちゃう。手本みせたるわ。ぐあああああっ!」

若島津は「ハハ…」と力のない笑いしか返してくれへんかった。
せやけど、なんとなーくやりたそうや。
せや、斬る方がええかもしれへんな。こいつ、格闘家やし。

「おまんがやり」

俺は見えない刀をあいつの手ぇに握らせた。
思った通りや。目付きが変わった。

シャキーン。

「ぐっ、う、ぐああー」

こ、こいつ、なんちゅう身のこなしするんや。
若島津は刀についた俺の血を拭い、鞘に納めた。

「じゃあな、早田。なかなか面白かったよ」
「ま、待たんかぁっ」

卑怯やと思たが、俺は後ろから斬りつけた。

「ぐ……」

おー。ええなぁ。こいつ、めちゃめちゃ上手いやん。
若島津は指先をプルプル震わせた。
ギッと睨んだ目ぇがたまらんわ。

「み、見損なったぞ」
「斬ったもん勝ちや」

トドメを刺そうと刀を振り上げた時やった。

「おまえ、何やってんだよ」
「あ、日向さん♡」

くっそー、ええとこやったのに。

「日向、なんでそこにおるねん」

この男は若島津以外の人間の言葉を当たり前のように無視する。
無視された方の身になれっちゅうんねん。
どないしよ。とりあえずポリポリ頭かいとこか。

「早田と遊んでやってたのか?」
「ま、まぁ……。斬られるのが礼儀らしい」

やーな予感がする。

あかん。斬られたらあかん。
刀なんかどこにもないんや。や、やめとき。や、…やめ…っ

「早田ぁっ」
「ぐああーっ」

ニ、二刀流。しかもこいつドSや。

「斬るなら一思いにやったらええやん」
「こうか?」

ああー、小指が。

「こうか?」

ああー腕が。

結局、俺は斬られまくって、絶命した。

ああー、幸せや~。
武蔵と小次郎に斬られた気分。

廊下にうずくまり余韻に浸っていると、頭の上からめっちゃええ声がした。
お迎えまでついとんのか。豪華やな。
顔を上げると、三杉が俺を見下ろしていた。

「どうしたんだい?」
「あ、いや。あいつらは?」
「誰?」

ゴージャスすぎる。
こいつ、神様っぽいっちゅーか、そや、大天使みたいや。

「どこか痛むのかい?来たまえ、診てあげよう」

俺、着いてってどないすんねん。どこも痛ないのに。

「あんなぁ、指、斬られてしもた」
「指?」
「日向に見えない刀で斬られたんや」
「…………」

し、しもたー。
この男を怒らせたらあかん。何されるかわからへん。

「ふふふ」

笑わんといてー。
そないな綺麗な顔して笑われるとほんまに背筋がカチンコチンに凍ってまう。
「冗談や」言うて部屋戻ろ。

「じょ、冗談や。何でもあらへん。ほな」
「待ちたまえ」

!!!!!!

なんと、三杉は見えない刀で斬られた見えない傷の手当を始めた。
見えない包帯を巻く手つきがほんまに綺麗やった。

「はい、出来たよ」
「三杉」
「何だい?」
「三杉」
「何?」
「三杉ーっ!」
「あ、な、何を……や、やめたまえ」
「三杉、三杉、三杉ーっ」

この後どうなったかと言うと、俺は松山にぼこぼこにされた。
何で松山にはわかったんやろ???



+++++++++++++++++++

す、すみません。いろんな意味で。
何がしたくて書いたのか、それすら覚えていません。
松淳が書きたかったのかな?ウーン???

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新田なんですけど

拾ってきたしょうもない落書きにちょこっとだけ手を加えるシリーズ。
新田なんですけど、ガチコジケン書きなのでそこらへんはよろしくです
『はじまる』 by 新田

全日本の合宿で始めて日向さんと同室になった。
少し緊張していたのだろう。なんとなく腹の具合が悪かった。
部屋のトイレを使うのが嫌だった俺は、ミーティング終了後も直ぐには部屋に戻らなかった。
いや、この理由は嘘だ。
本当は少し緊張するっていうか、日向さんとはボール無しでコミュニケーションをとるのが苦手…つーか、はっきり言って嫌だ。人を小バカにした態度がムカつく。
で、俺は日向さんより30分程遅れて部屋に戻ったわけで……。

ドアを開けただけでは日向さんのベッドは視界に入らない。
入らないが声は聞こえた。

「黒か?まーた浅いの履てんだろぉ~?……見てえなぁ…。で、今すぐ脱がしたい………おい、怒んなよ。一人なんだろ?………なんだいるのか。構わねえって、そのまま移動しろよ」

????

「トイレなら平気だろ?声だけでイかせてやっからさ……おい…切るなって。寂しかったんだぜ、すっげー……」

な、なんだ?これ。日向さんの彼女?
気付かれないようにそーっと身を乗り出して、日向さんを視界に入れる。

「まずさ…左手でちっちぇオッバイ触ってみ。俺の事思いだしながらさ…」

ひ、貧乳?

「ほーら、尖ってきたぜ。…舐めてやろうか…」

げえっ!け、携帯舐めたっ!
ど、ど、どうしよう。
カキ始めるぞ。今にもここでカキ始めるぞ。
想像しただけで吐きそうだ。
見たくもなかったので、俺は部屋から出ようとズリズリ後ずさった。
ドアまであと50センチというところでバタバタと足音が聞こえてきた。
だ、誰か来る!
逃げなきゃ。ど、どこに?
えーい。ク、クローゼットでいーや。

「大丈夫だって誰もいねえから」

バゴーン!

「何やってんだよっ!」

そ、その声は!
わ、若島津さんっ!なんでーーっ?

扉を開けて上半身だけ出してみる。
細心の注意を払い俺は様子を伺った。

「若島津っ」
「もう、見境のないのは嫌だって言ってんだろ!」
「わわわ。ごめん、ごめん。…殴んなよっ」

「しまえよ、それ」
「え?」

「それ(視線↓)」
「これ?(↓)」

「このままで?(↑)」
「そ、そのままで…」

「つーか、お前は?」
「はっ!(↑)」

「ちょいまずいな」

ブルブルと携帯が震えて、口から心臓が飛びでそうになった。

「も、もしもし」←超小声
『新田か?』

ゲ。日向さん。

「は、はい…」
『あー森崎から伝言。急用らしい。すぐに来いってさ。……じゃあな。すぐ行けよ』

森崎が俺にどんな急用があんだよ…。
てか、あんたら今から何、する気?

どうしよう、どうしよう、どうしよう。

「自分で何とかしろよ!」

ドスドスと近づいてくる足音。
てか、若島津さん足音でけー。

「待てよ」

カチリとドアをロックする音。

「…んっ……」

な、何だぁ?今の?

「…や、やめ…っ……っあ…」

始まる。何かが始まる‼︎

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