C翼二次創作/小次健love!  

SS blog更新

書き散らかしていたお話をSSblogにUPしました。
どれも小さなお話ですし、数行だけのものもあります。
これはいらないかなぁと思ったものも多いんですけど、まるっと格納しました。
……あ。『眠れない』と『しずけき夜に』は再UPしていません。
『眠れない』はねぇ……(汗)
『しずけき』はもうちょっと弄るかそのままにするかは決めていませんが、気が向いたらUPします。

◆petitこじけん……名刺SS一枚に収まらなかったお話です。

・好きなことができる世界に入り込んでしまいました
・抱きしめ合おうぜ(ハグの日こじけん)
・ふたりきり
・なんとなく幸せ、すごく幸せ

◆まめこじけん

まめこじけん⑫ №517~519
まめこじけん⑬ №520~536

◆もっとまめこじけん

数行だけのもの(真ん中バースデーなど)





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拍手ありがとうございました

☆拍手ありがとうございました。

↓ メッセージのお返事です。

※毎度毎度レスが遅くて申し訳ありません。
同じ方じゃないかなぁと思う無記名のコメントがあるのですが、もしも違っていたら申し訳ないのでお名前のないものは分けました。
それと、記事毎に分けてコメントしてくださらなくてもOKですよ。
ちょっと溜め過ぎてしまってごちゃごちゃしているので、コメントを一部または全文引用させて頂くことをお許しくださいませ。


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メリークリスマス

明日は年末年始の買い出しをして掃除をしてサイトを弄りお返事を書く!……あ、年賀状、、、

なんやかんやと忙しいですね。
今日で仕事納めだったくせに何を言う!という感じですが……。
体力ないしあちこちポンコツだから瞬発力も持久力もないんです。
で、これはダメだと思ってTwitterで遊ぶ時間を減らしているんですけど、しっかり時間管理ができる人や人の声に引っ張られたりしない人はsns疲れとは無縁だと思います。
私は人の声が結構残ってしまうので、妄想ツイや考察を見すぎると書けなくなるみたいです。
全く見ていないわけじゃないですけど、Twitterを見るのを制限してみてびっくり。
なんか書きたいな、と思ったんですよね。
デジタルデトックスっていうのかな




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しずけき夜に

俺にとってクリスマスは単なる祭りでしかなかったし、どんな日かは知ってはいても正確には解っていなかった。
どんな人がどんな歌を歌うのかも考えたこともない。
ただ、いつの間にか覚えた歌詞をなぞるだけだ。

『しずけき真夜中 貧しうまや 神のひとり子はみ母の 胸に 眠りたもう やすらかに』

あいつが何気なく口ずさんだ歌が自分が知っているものとは違っていて、すごく驚いたわけではないけれど、さらりと聴き流せるほどでもなかった。

「その歌、なんだ?」

訊くと、あいつは「えっ?」と声をあげた。

「『しずけき』ですよ。日向さん、まさか歌ったことがないとか……」

そこまで言って、あいつは「あー、そうか」と頷くように首を縦に数回振った。

「『きよしこの夜』ですよね?」

あいつの「ですよね」に返す言葉が見つからなくて、「まぁ」で誤魔化した。

「カトリックだったんですよ」
「なにが? え? おまえんち?」
「違いますよ。うちじゃなくて幼稚園」
「幼稚園?」
「そう。俺が通っていた幼稚園がね、カトリックの幼稚園で、『きよしこの夜』じゃなくて『しずけき』なんです。因みに讃美歌じゃなくて聖歌って言っていました」
「ふぅん」

本当に「ふぅん」て感じだった。
ただ、何度も聴いたことのあるメロディに乗る知らない歌詞がこそばゆかった。
なんとなく、出会う前のコイツをちらりと覗き見たような気がした。

「幼稚園かぁ……」
「なに?」
「いや、チビのおまえはどんなだったかなぁと思ってさ」
「普通。……日向さんは?」
「普通。普通の悪ガキ。たぶん、おまえの想像どおり」

クスと笑った顔がいつもより幼く見えた。

ほんとうに、どんな子だったのかなぁ。
普通のお坊ちゃん、かな。





メリークリスマス








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夜の長さ



☆拍手ありがとうございました。
昨日お返事すると言っていたのにすみません。
明日ゆっくりレスします。今日は仕事納め〜♪

ではでは、
みなさま、良いクリスマスを。
キラキラしたものを書けば良かったかな(汗)

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変わるもの、変わらないもの



季節の変わり目の挨拶や同人誌に添えている言葉で書いてみました。

あまりに書けないので、ツイを休み一人の世界にこもってみたら、憑き物がとれたように気持ちが軽くなりました。
思っていた以上に気持ちも時間もすり減らしていたのかもしれませんね。
まだまだ本調子には程遠いですが、すこしずつ感覚を取り戻したいです。




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『なんとなく幸せ、すごく幸せ』

滅多に風邪をひかない男が肩まですっぽり布団を被り咳をする。
「大丈夫?」
と、伸ばした手はぶんと払われた。

「あー、悪ぃ。平気だ。少し休めばよくなる。若いのが三人やられていたから検査もした。インフルとかそういうんじゃなかった」
「でも……」
「ほんとに大丈夫だから。移るからあっち行ってろ」

シッシッと追い払われて寝室の扉を閉めた。

キッチンに行って粥を作り、スライスしたレモンを蜂蜜に、生姜を黒糖に漬けた。
他にもできそうなことを探したけれど、濃いめに淹れた紅茶を冷ましておくことぐらいしか思いつかなかった。
滅多に風邪をひかない人だから、酷くなるまで気づかなかった。
俺も、たぶん本人ですら、なんかやばそう、の線がわからないのだ。

「ごめんね。気づかなくて」

しんなりと蜜を吸ったレモンをグラスに入れ、冷えたダージリンを注いでいるとふわりと背中が暖かくなった。

「美味そうだな」
「えっ? 日向さん、起きて大丈夫なの?」
「おう。治った」
「治ったって……」
「言ったろ? すぐに良くなるって。熱は下がった。咳も止まった。いい感じに腹も減っている」

ほんの数時間横になっただけなのに、嘘のようにスッキリした顔で笑う彼が可笑しかった。

「もう、なんなんですか。人騒がせな人ですね」

全快だから脂っこいものが食べたいと言う彼を説き伏せて、白粥を何度も茶碗によそった。

「面倒くせぇだろ? 丼につげよ」
「そんなことはないですよ。……あ、足ります? おかわりします?」

彼は、持ち上げたレンゲで口元を隠しクククと笑った。

「なんか、ままごとみてぇだな」
「失礼な」
「けど……幸せだ」

ああ、そうだね。
すごく幸せな時間だよね。

そこに声があることが。
俺が渡した茶碗を大事そうに持ってくれる手や、俺が作った粥を口に運び喉を滑らせる動きを目で追えることが。
すこし手を伸ばせば、触れることもできることが。
目が合えば、同じように口角を上げていることも——。




そのまんまタイトル(笑)
ザザッと書きですけど、なんとなーくほっこりして頂けたら嬉しいです。









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