更新のお知らせ お知らせなど 2021年07月11日 SSblog更新のお知らせです。アルバムを更新しました。(まめこじけん401~/タグ遊びとかいろいろ)blog記事まめこじけん⑪……今日までの名刺SSをSSblogにUPしました。もっとまめこじけんINDEX ……おやすみポエムなどのご案内記事を作りました。・おやすみポエム・54文字の小次健(54文字の物語ジェネレーターで作成したものだけの記事を作りました)名刺SSテキスト版№111~120までUPしました。ぜんぜん進んでいませんが今日はこれにておしまい。また忘れた頃にUPします。※リンク切れなどございましたらお知らせ頂けると嬉しいです。 [0回]
120. 『この恋を』(名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2021年07月11日 同じ夢を見たいと思った。彼の背中を守りたいと思った。たぶん、彼の為なら全てを捨てられる。この恋心ですら。触れたい気持ちに蓋をして、言いたい気持ちを押さえつけて。なのに、彼はそれを許さなかった。「あんたの負担になりたくないんだ」彼は熱い唇で俺の言葉ごと飲み込んだ。掠れた声で言った。「ずっとそばにいたいんだ。わかるだろ? 俺の気持ちが」怖くて怖くてたまらない。だけど、この恋を俺は止められない────。(2019/8/15 twitter投稿)あなたは『この人の為なら多分何でも捨てれる。この恋心ですら。って思ってる』小次健のことを妄想してみてください。https://shindanmaker.com/450823 [3回]
119.『ケーキ』 (名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2021年07月11日 朝刊を十軒くらい順調にポストに投げ入れて、十一軒目の工藤さんちでデカい犬に吠えられて、二十軒目の千葉さんちで爺さんに「暑いからこれ飲んでけ」と牛乳を渡され、断るのも悪いし牛乳を飲んだらいつもより遅くなった。「キャプテン、遅かったね」「色々あったんだよ」「俺も一緒に走ろうかなぁ」「好きにしろ」と言ったら、あいつは本当にくっついてきた。「終了―っ」「ご苦労さまでした」学校は休みだし、暑かったから公園に行った。水道の蛇口を捻って頭から水をかぶり、そのあとベンチに座ってあいつが持ってきたビスケットを食った。「キャプテン、ビスケット、好き?」「好き」「ケーキは?」「普通。でも、チーズケーキは好きだ」「ふぅん」それだけなんだけどさ、あいつが広げている新聞の日付を見ながら、過ぎた夏を思い出した。「ずっと忘れてたけど、あの時だったんだな」「何が?」誕生日のチーズケーキ率が高いのは。「おまえが好きな洋梨のタルトでもいいんだぞ」よしそうするか。「決まりだな」「あのさ」「なんだよ」あいつは「タルトは好きなんだけど、一人で会話しないでよ」と言って長い腕を巻き付けてきた。(2019/8/13 twitter投稿)小次健さんは、「早朝(または朝)のベンチ」で登場人物が「抱きしめる」、「ケーキ」という単語を使ったお話を考えて下さい。#rendai https://shindanmaker.com/28927 [3回]
118. 『タイガーズアイ』(名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2021年07月11日 「若島津」呼んでおきながら何も言わずに顔を近づける。彼の瞳の色に光に、悔しいと思いながら俺は目を伏せる。「狡いよ、あんた」「狡くもなる。誰にも渡したくねぇんだよ」(2019.8/12 twitter投稿)あなたは『視線だけで相手を口説き落とせる』小次健のことを妄想してみてください。https://shindanmaker.com/450823 [2回]
117. 『砂に書いたラブレター』(名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2021年07月11日 「日向小次郎」「いい名前だろ?」「若島津健」「ちょっと名字がね。普通でいいのに」「そうか?」と言って、彼は砂の上に書いた俺の名前を丸で囲んだ。「こいつはさ、この若島津健てヤツはさ、」「なに?」次の言葉を聞くことはできなかった。たずねることもできなかった。代わりに波の音を聴いた。彼の腕の中で────。(2019/8/7 twitter投稿)今日の小次健のお題は「砂浜に書いたラブレター」#創作のお題を決めましょう https://shindanmaker.com/804823 [2回]
116. 『息子』(名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2021年07月11日 尊も直子も勝も声をあげて泣いたから、小次郎は泣けなかった。だから、わたしも泣けなかった。「かーちゃん、座布団はここに重ねておけばいいか?」「そこでいいよ。手伝わなくていいから早く寝なさい」「わかった」立ち込める線香の匂いに「泣いてもいいんだよ」と言ってあげたかった。「小次郎、ちょっと来て」「なに?」「かーちゃん、ちょっと泣いてもいい?」抱きしめると、堰を切ったように小次郎は泣いた。「一緒に泣こう。いっぱいいっぱい泣こう」私の前で小次郎が声をあげて泣いたのは、あの時だけだけど、「辛いことがあったら『辛い』って言わなきゃ」「心配しなくても言わせてくれる人はいる」「彼女?」「いや、友達」浮かんだその子の名前を口にはださなかったけれど、「寮で食べなさい」と言ってお菓子を持たせたら、「あ、これ、あいつが好きなヤツだ」と小次郎はふうわりと笑ったから……、私が息子を抱きしめることはなくなった。だけど、息子を抱きしめてくれる腕はある。きっと、不器用な息子を温かく包んでくれる。「他には何が好きなの?」「誰?」「おともだち」(2019/8/4 twitter投稿)貴方はかーちゃんで『いっそ泣いてくれたほうがましだった』をお題にして140文字SSを書いてください。https://shindanmaker.com/587150 [2回]
115. 『日向から翼へ』(名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2021年07月11日 何人もの選手とユニフォームを交換してきた。どれもこれも思い出深いものであることに違いはないが、その中に一際小さなユニフォームがある。南葛中の10番だ。ボロボロのユニフォームに俺は今も語りかける。「翼、おまえがいるから俺は強くなれる」(2019/7/28 twitter投稿 大空翼BD) [1回]
114. 『スタンドの灯り』(名刺SSテキスト版) 名刺SSテキスト版 2021年07月11日 長い指が乱れた髪を梳く。青白い光の中、ゆっくりと。シーツの上に身を投げ出す体をスタンドの灯りが照らしていた。「沢山抱いたよな。お前のこと」「ぜんぜん足りないよ」欲張りだな、と言うと、あいつはフフと笑った。「でも今日はおしまい」「出し惜しみか?」「そ」「ケチ」「先は長いだろ?」言いながら笑う瞳が妖しく揺れた。「綺麗だな」「…………?」「お前。……初めて抱いた時もそう思った」「寮?」「スタンドの灯りがさ、これとはちょっと違う色だったけど、お前を照らしてた。綺麗だなって思った」「…………」「痛かったろ? もっと優しくしてやればよかったなって思うよ」「痛かったよ。すごく痛かった。……だけど、俺は日向さんがくれるものならなんでも欲しいから……」ゆっくりと近づく唇が、スタンドに照らされた人いの色が、俺だけだと言ってくれす。「あんまり折れを喜ばせるな。図に乗るから」「それは困ったな」少し笑いを含んだ息を吐いてからあいつは言った。「そういうあんたも俺は欲しいんだ」と────。(2019/7/27 twitter投稿)リメイク [1回]